愛媛・しまなみ海道の中ほどに浮かぶ大三島。
その島に、「日本総鎮守」とも呼ばれる大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)があります。
全国に一万社余りある山祇神社・三島神社の総本社とされる、とても格式の高い神社です。
祀られているのは、オオヤマヅミ(大山積大神)という神様。
山の神であり、海の神であり、戦の神でもある、いくつもの顔を持つ神様です。
意外と知られていないのですが、この神様は縁結びの話でもよく名前が出てきます。
日本神話で、ニニギ(瓊瓊杵尊)のお妃になったコノハナサクヤヒメ(木花開耶姫)。そのお父さんにあたる神様なんです。
娘さんを送り出した、お父さんの神様。
そんなご縁から、縁結びを願って訪れる方も多いと言われています💫
境内の大楠
その大山祇神社でいちばん存在感があるのが、神門の前に立つ大楠です。
「乎知命御手植の楠(おちのみことおてうえのくす)」という名前で、樹齢はおよそ2600年と伝わっています。
社伝では、大山積大神の子孫・乎知命が、祖神をお祀りした記念に手ずから植えた木とされているそうです。
境内のクスノキ群は、昭和26年に国の天然記念物にも指定されています。
たとえて言うなら、日本の歴史の最初のページから、同じ場所で人の願いごとを聞いてきた「長老」のような木でしょうか。
つまり、ここでいう「ご縁」は、人と人だけでなく、長い長い時間との縁でもあるのかもしれません。
この大楠には、息を止めたまま3周すると願いが叶う、という言い伝えもあるそうです。
由来ははっきりしないようですが、素朴な言い伝えが残っているのも、愛されてきた木ならではですね。
生樹の御門(いききのごもん)
ここでちょっと寄り道を。
境内から東へ150mほど歩いた先に、もうひとつ驚きの巨木があります。
「生樹の御門」と呼ばれる、樹齢3000年と伝わるクスノキ。
なんと、奥の院へ向かう参道が、木の幹の中を通り抜けているんです。
しかもその洞(うろ)は、ハート形。幅2m・高さ3m・長さ7mほどで、大人でも楽にくぐれるそうです💗
くぐると長生きできる、と言われて、長寿信仰の対象になった時代もあったのだとか。
縁結びを願う場所として、なんだか素敵ですよね。
豆知識
- 大山祇神社は大三島にあり、大三島ICから車で約15分。車での参拝がおすすめです🌿
- 本殿や拝殿は、国の重要文化財に指定されています
- 宝物館には、武将たちが奉納した国宝・重要文化財の武具が数多く収められています
- 生樹の御門は観光客が少なく、静かな隠れスポットとして知られています
私個人の感覚ですが、これだけ長い時間ひとつの場所に立ち続けている木の前では、なんとなく背筋がすっと伸びるような気がします🍀
大三島には、まだまだ気になるお話がありそうです。
続きは、また今度✨
この記事を書いた人
遥香霊視と思念伝達で鑑定しています。 お相手の気持ちを見るだけでなく、こちらの想いをそっと届けるお手伝いもしています💌 神社やご縁のことを、参拝したときの空気や景色といっしょにつづる場所です。お茶でも飲みながら、ふらっと立ち寄ってください🍵

