
- 一粒万倍日は、少しの行動が大きく育つとされる吉日です。財布の新調や開業、結婚など、新しく始めることに向くとされています
- 借金やローンを組むこと、人から物を借りること、喧嘩は避けたほうがよいとされます。マイナスも一緒に増えると考えられているためです
- 天赦日や不成就日と重なったときの答えは一つに決まっていません。考え方の違いを知ったうえで、自分の基準を決めることができます
一粒万倍日は、行動をすれば必ず結果が出ると保証する日ではありません。暦の上で長く伝えられてきた、縁起の良し悪しの目安のひとつです。
この記事では、一粒万倍日の意味と読み方、すると良いこと・避けたいこと、天赦日や不成就日と重なったときの考え方を整理しました。2026年9月下旬から12月までの主な重なり日も紹介します。
財布の新調や開業、結婚など、行動のタイミングを決めるときの目安として役立ててください。重なりの解釈に迷ったときは、占い師に相談しながら決めることもできます。
一粒万倍日のイメージ、実る稲穂
一粒万倍日とは?意味と読み方
一粒万倍日は「いちりゅうまんばいび」と読みます。「いちりゅうまんばいにち」と読む場合もあります。
一粒の籾(もみ)が、やがて万倍もの稲穂に実るという意味です。小さく始めたことが大きく育つ日とされ、暦注の中でも「選日(せんじつ)」と呼ばれる分類のひとつにあたります。
一粒万倍日の由来には、諸説あります。中国の暦や易学に由来するという説明がよく紹介されます。
一方、Wikipediaの一粒万倍日の項目では、選日のもとになった中国の暦「萬年暦」に一粒万倍日の記載がなく、日本に暦が伝わったあとで独自につくられたと説明されています。起源をはっきり裏づける資料は、今のところ確認できていません。
編集部では、由来にはっきりしない部分があると知っておくことで、一粒万倍日を「絶対の決まりごと」ではなく、行動のきっかけのひとつとして気軽に使いやすくなると考えます。
一粒万倍日にすると良いこと
一粒万倍日は、新しく何かを始めることに向く日とされています。行動の目的別に、よく挙げられる例を整理しました。
お金にまつわること
財布の新調や使い始め、銀行口座の開設、開業の準備などが挙げられます。「少しの元手が大きく育つ」という意味合いから、お金に関する行動と結びつけて考えられることが多いようです。
結婚・出会いにまつわること
入籍やプロポーズ、婚約指輪・結婚指輪の購入も、一粒万倍日に合わせる人がいます。ただし、寅の日など一部の吉日は婚礼に不向きとされる場合もあります。詳しくは後の見出しで説明します。
仕事・自分磨きにまつわること
独立や開業、転職、資格の勉強を始めるタイミングとして意識する人もいます。新しい習い事を始める日として選ばれることもあります。
一粒万倍日に向くとされる行動の例(お金・結婚・仕事)
一粒万倍日に避けたほうがよいこと
一粒万倍日は、悪いことも一緒に増えると考えられている日でもあります。避けたほうがよいとされる行動は、主に次の3つです。
- 借金やローンを組むこと
- 人から物やお金を借りること
- 喧嘩や悪口、争いごと
これらは、一粒万倍日でなくても避けたい行動です。一粒万倍日には、その影響が長引きやすいという言い伝えがあります。
編集部では、行動そのものの是非を暦だけで判断せず、内容をよく確認したうえで決めることが、日にちの縁起以上に大切だと考えます。
避けたほうがよい行動が分かれば、日々の判断は自分でも十分にできます。一方で、開業や結婚など大きな決断を控えているときは、誰かに話しながら考えを整理したいと感じる人もいます。
天赦日・寅の日など、ほかの吉日と重なったら
一粒万倍日は、ほかの吉日と同じ日に重なることがあります。代表的な組み合わせを整理します。
天赦日と重なる日
天赦日(てんしゃにち)は、暦の上で最上級とされる吉日です。一粒万倍日と重なる日は「最強の開運日」と紹介されることが多く、2026年は10月1日(木)と12月16日(水)にあたります。
いずれの日も、後述する不成就日とは重なっていません。行動のタイミングを暦で選びたい場合、候補にしやすい日です。
寅の日・巳の日と重なる日
寅の日(とらのひ)は、出ていったお金が戻ってくるという言い伝えから、財布や金運にまつわる行動に向くとされます。巳の日(みのひ)は、金運の神とされる弁財天にゆかりがある日として、同じように扱われます。
一方で、寅の日は「出たものが戻る」という連想から、結婚には不向きとする考え方もあります。目的によって、向く吉日と避けたい吉日が分かれる点には注意が必要です。
不成就日など凶日と重なったら
一粒万倍日は、不成就日(ふじょうじゅび)のような凶日と重なることもあります。このとき、どちらの意味を優先するかについて、考え方は一つに決まっていません。
一粒万倍日は二十四節気を基準に決まるとされています。不成就日は月の暦を基準に決まるとされ、決め方の仕組みがそもそも違います。両者が重なるのは、偶然に近いという見方もできます。
重なったときの考え方には、主に次の3つがあります。
- 影響はないと考える。基準となる仕組みが異なるため、優劣をつけないという考え方
- 縁起の良いほうを信じる。一粒万倍日の意味を採用し、予定どおり進めるという考え方
- 凶日を優先する。不成就日の影響を避け、その日は新しいことを控えるという考え方
編集部では、どの考え方を選ぶかより、行動の内容そのものが自分にとって無理のない選択かどうかを確認するほうが、結果につながりやすいと考えます。
一粒万倍日と他の吉日・凶日が重なったときの考え方の早見図
2026年9月下旬〜12月の一粒万倍日カレンダー
2026年9月19日時点で確認できる、直近の一粒万倍日と主な重なり日をまとめました。年をまたぐと日付が変わるため、行動する直前にもう一度確認することをおすすめします。
2026年9月下旬〜12月の一粒万倍日と主な重なり
月
一粒万倍日
重なる暦
メモ
9月
19日、26日
特になし
大きな重なりはなし
10月
1日、11日、14日、23日、26日
1日は天赦日、11日は不成就日
1日は最強開運日、11日は凶日重なり
11月
4日、7日、8日、19日、20日
4日・20日は不成就日
4日・20日は凶日重なり
12月
1日、2日、15日、16日、27日、28日
16日は天赦日
16日は最強開運日、不成就日の重なりなし
10月1日と12月16日は、天赦日と重なり、なおかつ不成就日とも重ならない日です。行動のタイミングを一つに絞りたい場合、候補にしやすい日です。
2026年下期の一粒万倍日カレンダーのイメージ
行動する前に:占い師に相談するという選択肢
ここまでの内容で、一粒万倍日を目安にした行動の判断は、自分だけでも十分にできます。一方で、開業や結婚のように後戻りしにくい決断を控えているときは、状況を話しながら整理したいと感じることもあります。
占い師に相談する場合も、日にちの縁起だけで決めるのではなく、自分の状況や準備が整っているかを合わせて確認する時間として使うことができます。予算と相談時間をあらかじめ決めておくと、判断に迷いにくくなります。
よくある質問
一粒万倍日は何と読みますか?
「いちりゅうまんばいび」と読みます。「いちりゅうまんばいにち」と読む場合もあります。
一粒万倍日は1年に何回くらいありますか?
月に4〜7回程度、年間ではおよそ50〜60日とされています。二十四節気を基準に決まるため、年や数え方によって差があります。
一粒万倍日と天赦日が同時に重なったら何をするのがよいですか?
天赦日と重なる日は「最強の開運日」と紹介されることが多く、財布の新調や入籍など、始めたいことがある場合の候補にしやすい日です。ただし、必ず良い結果になると保証するものではありません。
一粒万倍日が不成就日と重なっていたら避けたほうがよいですか?
考え方は一つに決まっていません。基準となる仕組みが異なるため影響はないと考える人もいれば、凶日を優先して新しいことを控える人もいます。気になる場合は、その日を避けて別の一粒万倍日を選ぶ方法もあります。
一粒万倍日に借金やローンを組むとどうなりますか?
マイナスの影響も一緒に増えるという言い伝えから、避けたほうがよいとされています。ローンを組む予定がある場合は、日にちよりも返済計画に無理がないかを優先して確認することをおすすめします。
ここまでの内容で、日々の行動の目安は立てられます。それでも、今の状況について話しながら整理したいときは、占い師に相談するという選択肢もあります。
この記事を書いた人
ウラクル編集部ウラクル編集部。占いと運勢の記事を企画・編集しています。

