タロットは、根拠を伝えるための道具

澪音

霊視だけで鑑定を終えることも、技術としてはできます。それでも私は、必ずタロットを併せて使います。

以前、霊視で視えたことだけをお伝えしていた時期がありました。連絡が減った理由を知りたいという相談者様に、「気持ちが別の場所で手一杯になっている形が視えました」とお話しした時のことです。返ってきたのは、「なぜそう言えるんですか」という一言でした。

答えに詰まりました。視えたことは事実です。けれど、その根拠は私の中にあるだけで、相談者様の手元には何もありません。それでは、届きません。

ふと、祖母の声を思い出しました。「理由も言わずに、人に信じろって言うつもり?」いつもの詰問です。ただ、その通りでした。

それからは、霊視で気持ちの核を読んだあと、タロットでその理由を並べるようにしています。先日の鑑定では、「星」のカードが出ました。夜空で道を示す星。希望と、ゴールへ向かう道案内を意味するカードです。「星は、止まって見える時間にも向かう先がある、と読みます。だから、いまの沈黙を終わりとは視ていません」そうお伝えすると、相談者様の肩の力がふっと抜けたのがわかりました。

理由のない「大丈夫」を、私自身がもらったことがあります。安心するどころか、不安が増えました。だから、結果だけを投げません。「視えました」の先に、「だからこう言えます」を置く。カードは、その橋渡しです。

今日、誰かに何かを伝える場面があれば、感覚だけで終わらせないでください。理由をひとつ添えるだけで、言葉の届き方は変わります🌟

この記事を書いた人

澪音

霊視で鑑定しています。 「見ようとしなくても、見えてしまう」この力は祖母から受け継ぎました。以前はコールセンターで管理職をしていて、たくさんの人の声に向き合ってきました。 ブログでは占いのことや、日々の暮らしで感じたことを綴っています。気軽に読んでもらえたら嬉しいです。